加藤会計文庫

「加藤会計文庫」とは職員の能力開発と自己啓発意欲の高揚を図るために創設された図書購入補助制度です。
ここでは職員が同制度を利用して購入した本の紹介をします。

画像:講談放浪記| 神田伯山(著)

2023.12.27
裁判官の爆笑お言葉集 
長嶺 超輝(著)

幻冬舎

推薦者: 工藤 範子
オススメ:★★★☆☆



本書は裁判官の法廷での肉声を集めた語録集です。
発行年が少し前の本だったので、最近の事件に関しては記載されていませんでしたが、少し前のオウム・和歌山毒入りカレー・リクルートなど100件位の裁判でのお言葉が記載されています。普段裁判所などに行ったこともなく、遠い存在ですが裁判所の豆知識みたいなコラムがあり少し勉強になりました。






画像:講談放浪記| 神田伯山(著)

2023.12.15
図解 とりあえず日経新聞が読める本 山本 博幸(著)

ディスカヴァー・トゥエンティワン

推薦者: 室谷 啓剛
オススメ:★★★☆☆

日経新聞を読むきっかけになればと思い購入しました。
おすすめな点は、
・新聞によく出てくる金融用語を易しく解説してくれてること、それらが新聞の中でどのように使われ、どのように注目すればよいかも説明してくれてること
・日経新聞の中でも特に注目して読むべき記事の紹介(外国の記事の翻訳コラムや経済コラム「経済教室」など)をしてくれたいること だと思います。
反対に若干物足りなかった点として
・知識の紹介がメインで、思ったよりは「読み方」に注力されていなかったこと(続編も出版されており、そちらはより「読み方」に特化しているようです。)
・2018年の状況に基づいているため、数値が若干古いこと(出版当時は1ドル=107円となっています。) を感じました。

日経新聞を読むためのベースとなる経済知識のおさらいとしておすすめできる本だと思います。
この本を読んだ後に日経新聞を読んでみましたがやはり難しいと感じる部分が多く、結局は新聞を読む習慣を身に着けることが大事だと感じましたが、新聞を読むためのきっかけには適していると思います。

画像:講談放浪記| 神田伯山(著)

2023.12.15
まちがいだらけの大規模修繕
 伊藤洋之助(著)

ダイヤモンド社

推薦者: 太田 薫
オススメ:★★★☆☆

北海道新聞の㈱外装専科の広告の中に代表取締役の伊藤さんが以前に書いた「まちがいだらけの大規模修繕」が目にとまり取寄せで購入しました。自分のマンションの管理会社は、有名処ですがとにかく修繕工事のピンハネで利益上げようとする会社です。自分が理事長の時に2回目の屋上防水の改修工事を見積もった時、(1回目460万円でした。)太田情報で「物価高騰により1.5倍にはなっているよ」と聞いていたが管理会社が提示してきた改修工事金額が1200万円(税別)でビックリ。速攻色々な方に御紹介を頂き他社に見積を依頼した結果、最終的にコンペで決まった金額が680万円(税込み)でした。総会で管理会社に「お前らすすきののボッタクリバーより悪どいわ」と太田理事長から焼が入った事がありました。奴らに騙されない様にこの本で今回大規模修繕の業界の裏事情を勉強したので十分戦えると思います。マンションにお住まいの方には、役にたつ1冊です。



画像:講談放浪記| 神田伯山(著)

2023.10.24
講談放浪記 神田伯山(著)

講談社

推薦者: 小笹 倫幸
オススメ:★★★★★

「今、もっともチケットが取れない講談師」と言われて久しい六代目神田伯山が講談の舞台となったゆかりのある土地を紹介してくれている本です。
講談は神田伯山さんのYouTubeチャンネル「伯山ティービー」でしか聞いたことがない超がつくにわかファンの私ですが、神田伯山さんの講談が素晴らしいことは自信をもって言えます。一見すると着物をきた中年のおじさんが一人で語っているようにしか見えないのですが、一度聞いてしまうと引き込まれます。
とにかく引き込まれます。
そしてこの本は講談の舞台となった土地を史実と講談を対比しながら紹介しており、歴史と地理も学べて一石二鳥な本です。知らないことばかりで勉強になります。
今まで羽田空港からTKC本社に行く途中の駅名としか認識していなかった「泉岳寺」ですが、この本を読み、伯山ティービーを見た今では下車必須です!

画像:レンタルなんもしない人のなんもしなかった話| レンタルなんもしない人(著)

2023.06.14
レンタルなんもしない人のなんもしなかった話 レンタルなんもしない人(著)

晶文社

推薦者: 青砥 健也
オススメ:★★★★☆

『なんもしない人(僕)を貸し出します。随時受付中です。依頼料は1万円、あと国分寺駅からの交通費と飲食代等の諸経費だけ(かかれば)もらいます。ご依頼、お問合せはDMまで。飲み食いと、ごく簡単なうけこたえ以外、なんもできかねます。』
数か月前に、Twitterを見ていた時に通称レンタルさんの存在を知り、そこから度々チェックしています。最近では「一人では入りにくいお店に一緒に行ってほしい」「知人には話せないので話を聞いてほしい」「東京に越してきたばかりで友達がいないので遊んでほしい」「夜の散歩に付き合ってほしい」などの依頼が来てレンタルされているようです。
色々な依頼主がいて面白いことをやっているので定期的にレンタルさんのTwitterをみてしまいます。でも確実に人の役に立っている事がわかり色々なビジネスがあるんだと感じます。こちらの本ではそんなレンタルさんがレンタルをはじめた頃から半年間の出来事が時系列に紹介されており楽しく読める一冊でした。

画像:三千円の使いかた| 原田ひ香(著)

2023.03.10
三千円の使いかた 原田ひ香(著)

中央公論新社

推薦者: 寺岡 よしえ
オススメ:★★★★☆

「人は三千円の使い方で人生が決まるよ」、「三千円くらいの少額のお金で買うもの、選ぶもの、三千円ですることが結局、人生を形作っていく、ということ」という文章が心に刺さりました。この本は御厨家の世代の違う女性4人それぞれの人生で、お金とどう向き合っていくかという節約小説です。読み進めていくうちにこういうことあったなあ、自分ならどうするだろうと考えつつ、この主人公はどうするのかが気になり、一気に読んでしまいました。自分のお金の使い方についても見直す良い機会にもなりました。
もっと若い頃にこの本に出会いたかったなあと思った一冊でした。

画像:ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー| プレイディみかこ(著)

2023.01.19
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー プレイディみかこ(著)

新潮出版

推薦者: 杉山 一恵
オススメ:★★★★☆

昨年少し話題になった本です。日本人の母親とアイルランド人の父の間に生まれイギリスの南端に住む少年のリアルストーリーです。カトリック系の小学校を卒業し、一般の中学校に入学した彼は子供ながらに学校内で起きている移民してきた子や人種差別によるいじめ、貧困格差による不合理なことを体験していくなかでそれが間違っているということを学んでいます。ふだん使っている「ハーフ」っていう言葉も当事者にしてみれば「ハーフ」半分って何と思ってる人もいるようです。何気に使っている言葉でも相手にとっては不快に思うことがたくさんあるということ、日本がいかに平和で暮らしているか知らされた一冊でした。








画像:SHOE LIFE| 本明秀文(著)

2022.10.24
SHOE LIFE 本明秀文(著)

光文社

推薦者: 小笹 倫幸
オススメ:★★★★★

昨年日本のスニーカー界で最大のトピックといえば、『フットロッカーがアトモスを400億円で買収!』
ですよね。え、ご存じない?
フットロッカーとは全米最大の靴の量販店で、日本でいえばABCマートみたいなところです。
アトモスは日本のスニーカーセレクトショップです。札幌にも出店してます。
この本はアトモス創業者の本明さんの半生が語られている本です。90年代スニーカーブームから2000年代のスニーカー冬の時代を経て、今に至るまで、本明社長のまさに「SHOELIFE」が赤裸々に語られています。
私のようなマイルドなスニーカーファンでは想像もつかないくらいの苦労をされて今に至っていることがよくわかりました。到底真似はできません。すごいお方です。スニーカーのみならず、一企業家の半生として必読だと思います。

ちなみに、表紙に写っているスニーカー、私も持ってます。

画像:太陽は地球と人類にどう影響を与えているか| 花岡庸一郎(著)

2022.09.28
太陽は地球と人類にどう影響を与えているか| 花岡庸一郎(著)

光文社新書

推薦者: 加藤 恵一郎
オススメ:★★★★☆

太陽の活動には「宇宙天気」という短期的側面と「宇宙気候」という、おそらく百年単位の時間で影響が見えてくる側面とがある。
「宇宙天気」の範囲でいうと、太陽表面の黒点の増加やそこで起きる爆発(フレア)によって発生するX線や紫外線及び電磁波がGPSや観測衛星のシステムを不調にし、さらに大規模なフレアが発生すると、地上の電気電子機器に様々な影響を及ぼす。
「宇宙気候」の範囲でいうと、過去に地球上では氷河期(260万年前)があり、近年(300年ほど前)の「マウンダー極小期」では太陽活動が弱まり地球の平均気温が低下した。
太陽は日ごとに変化している。太陽の年齢は46億年、寿命はまだ数十億年あるが、宇宙に存在する他の恒星と同様、いずれ消滅する。宇宙の営みの中では私たち人間は取るに足りない存在であるが、だからこそ今が貴重な瞬間であることを再認識した。

画像:写真が語る 札幌市の100年| いき出版

2022.04.01
写真が語る 札幌市の100年| いき出版

推薦者: 小笹 倫幸
オススメ:★★★

発売が告知された時から絶対に買うと決めていた本です!もちろん事前予約をして購入です。主に大正、昭和、平成そして令和までの札幌市の街並みや人々の姿を600枚の写真を基に紹介してくれています。この本にも記載がありましたが、「函館や小樽と違い、札幌には昔からの街並みがありません」そういう意味で、昔ここに何が立っていたのかを知る非常に貴重な一冊となっています。冒頭にも書かれていますが、まさに「次世代への贈り物」です。新たな発見が満載で、一番驚いたのが加藤会計の向かいにある元劇団四季の劇場はその昔憲兵官舎があり、昭和30年代当時は税務署として使われていたそうです。事務所の向かいに税務署あったんだ…今もあったら便利だったのにと思います。
「部数限定生産 初版のみ発行 (増版なし)」も納得のメモリアルなもので、お値段も全く気にならない素晴らしい一冊です。事務所にて永久保存させていただきます!


画像:図解 眠れなくなるほど面白い社会心理学|亀田達也 (著)

2021.11.10
図解 眠れなくなるほど面白い社会心理学亀田達也 (著)
日本文芸社

推薦者: 坂 大夢
オススメ度:★★★

『社会心理学とは、社会の中での人々の心の動きや行動の法則を解き明かし、なぜそう感じ、そう行動するに至ったのかを研究する学問です。』
著者の亀田さんが記したはじめ書きの言葉に興味を惹かれ読んでみました。
いくつかの章に分かれ、それぞれ心理学について記載されていましたが、一番興味深かったのは職場における心理学についてでした。
『他人からの評価で意見や行動が変わる』『生産性を上げるカギは労働条件より人間関係』
日頃たまに思っていたことが心理学的に解明されているとは驚きでした。
どの層にも読んでいただくとためになることが書かれています。
心理学に関する本は今後仕事をする上で必読だなと思いました。

画像:友だち幻想|菅野 仁(著)

2021.10.31
友だち幻想菅野 仁(著)
筑摩書房

推薦者:吉田 明美
オススメ度:★★★

子供の頃聞いた歌にもあったように友達100人できるかな。
友達が多いことが美徳のように言われてきました。
当たり前のように友達ができて、友達がいないのはおかしい。
そんなプレッシャーに振り回され、人間関係に悩んでいる方は多いと思います。
人付き合いの距離感を見直して新しく構築するためのヒントがここにはあります。
友人関係に縛られると息苦しい。一人では寂しい。
そんな人間関係の矛盾と対処方法が詰まっています。
なぜ人は群れたがるのかなどわかりやすく解説しています。
知っていたら、よりよい人間関係を作るきっかけになりそうです。
他人と共存するための心持ちがわかりやすくお勧めです

画像:キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけ|横山信弘(著)

2023.12.27
不正を見抜く監査力 
浜田 康(著)

日本経済新聞出版

推薦者:加藤 恵一郎
オススメ度:★★★★☆

本書は「リアルケースで身につける」というサブタイトルが示すように、フィクションである11個のケースから不正発見監査のポイントが身につくよう意図されたものです。
結果を知らない状態で、与えられたデータや社長の発言等の分析から想定される仮説にどのように対処すべきかを考える訓練ができるように組み立てられています。
巧妙に隠された「循環取引」や「架空売上」、「架空のシステム開発」を見つけ出す糸口をどのように見つけるのかを考える課題、監査人として「職業的懐疑心」を妥協無く発揮し、監査のあるべき姿を全うする姿勢等、筆者の思いが遺憾なく書き込まれた文章に引き込まれ380ページを一気に読みました。面白かったです。


画像:キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけ|横山信弘(著)

2023.12.15
NHKが悩む日本語―放送現場でよくあることばの疑問
NHK放送文化研究所(著)

幻冬舎

推薦者:内村 久美子
オススメ度:★★★★★

「だれにでも伝わりやすい言い方がわかる放送」にまつわる調査研究機関であるNHK放送文化研究所。
その中の「用語班」という部署では、全国のNHK放送局からのことばの電話相談に答えているそうです。この本は、そういう風に全国の視聴者から寄せられた疑問にお答えする形式で書かれた本です。
「言われてみれば確かにそうだね」の連続で大変面白く読めました。1冊読むうちに「確かにね!」「言われてみればそうだね!」が何度も出てくるのでお勧めです。












画像:キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけ|横山信弘(著)

2023.12.15
少年と犬馳 星周(著)


㈱文藝春秋

推薦者:寺岡 よしえ
オススメ度:★★★★☆

様々な事情を抱えた7人の人物とその家族が一匹の賢い野良犬と出会うことで、現在の状況や心の変化を描いていく物語です。
犬は言葉は話せなくても人間と通じ合いながら、純粋に寄り添う場面にほっこりしたり、涙を流しながら読み進めました。
その賢い野良犬にも目的があって放浪していることが徐々にわかり、最後は衝撃を受けました。
ワンちゃんに限らずですが、動物って無償で人間を愛し癒してくれる存在だなぁと感心しました。









画像:キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけ|横山信弘(著)

2023.10.24
キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけ横山信弘(著)


すばる舎

推薦者:内村 久美子

オススメ度:★★★☆☆

20代の人(所謂「若手」と言われる人たち)が読むと参考になるかもしれません。
かといって私の世代でも参考にならないというわけではなく、いまいち伝わらない話し方のあるクセを直さないとなあ、と改めて思いました。








画像:地球46億年 気候大変動|横山祐典(著)

2023.06.14
地球46億年 気候大変動横山祐典(著)


講談社ブルーバックス

推薦者:加藤 恵一郎
オススメ度:★★★★★

今、地球温暖化への危機が強調されている。人為起源の2酸化炭素を始めとする大気中の温室効果ガスの増え方がすさまじいためと説明されている。

過去はどうだったのか。実は地球は温室効果ガスのバランスを取る機能を備えており、塩分濃度の維持された海水に2酸化炭素が溶け込むことで巨大な貯蔵タンクの役割を果たし温室効果ガスが増えすぎないようなっているとのこと。
過去の氷河期ではこのバランスが崩れ、温室効果ガスが大気に不足したため地球が冷やされ極寒の地となった。
他にも長期間のサイクルで地球の気候に変動を及ぼすファクターが多数あり複雑に絡み合っている。
化石燃料を大量に消費して増えた温室効果ガスが今後どのように地球の気候に影響を与えるのかは、実のところ未知数。自然のバランスがそれを解消できるのか、それともできないのか。答えは相当先の世代が知ることになるらしい。
時空を超えた壮大なストーリーをワクワクしながら楽しめた。

画像:メンタルが強い人がやめた13の習慣|エイミー・モーリン(著)

2023.03.10
メンタルが強い人がやめた13の習慣エイミー・モーリン(著)

講談社

推薦者:湊 果也
オススメ度:★★★☆☆

この本は著者のエイミー・モーリンが23歳の時に母親を亡くして、やっと気持ちが立ち直った3年後、次は夫を心臓発作で失い絶望を感じる中、人生を次のステージへ導くためにエイミー自身が作った13個の項目をまとめた本になっております。
教育心理学や深層心理を用いた説明があり、知っている内容であればすんなり頭に入ってきましたが、聞きなれない言葉が多いと追いつけなくなってしまいました。個人的にはLOC(ローカス・オブ・コントロール)という心理学の言葉の説明が今後の意識を変えるきっかけになったと感じます。
もう一度きちんと読んでみようと思いました。考えさせられる一冊です。

画像:会社では教えてもらえない 残業ゼロの人の段取りのキホン|伊庭正康(著)

2023.01.19
会社では教えてもらえない 残業ゼロの人の段取りのキホン伊庭正康(著)

すばる舎

推薦者:澤田 萌
オススメ度:★★★☆☆

会社では教えてもらえないシリーズです。こちらの本には段取りとは、先をよく読んだ行動ができるということと記載されてます。私が業務を行う時にまず最初に「このタスクを終えたら、他のタスクは…いつ着手できるのだろう」と考えており、目の前の業務の着地点を予測せずに先々を心配しているだけでした。

先輩から何度か「この業務をこの日までに終わらせるには、いつまでにこの作業をやって、ここまでに業務を終わらせなければいけないか計画を立てるのが大事」というアドバイスをいただいておりましたが、中々上手く計画が立てられないでいました。こちらの本を読んで、アドバイスを上手く行動に移せていなかった理由や、業務に向かう最初の姿勢(考え方)がよくなかったと凄く痛感いたしました。業務毎に反省することはあったのですが、反省至らしめる原因はそもそも段取りからいけなかったような気がします。

業務の作業フェーズ毎の所要時間の予測と実際に掛かった時間の把握、TODOリストは前日までに作成等、上手な段取りのコツが記載されているのでぜひ仕事やプライベートに上手く取り入れようと思いました。

画像:北海道でSDGs|関口裕士(著)

2022.09.28
北海道でSDGs関口裕士(著)

北海道新聞社

推薦者:太田 薫
オススメ度:★★☆☆☆

今やSDGsについては、小・中・高の授業に組み込まれており、平成前半生まれと昭和生まれの人たちが一番勉強不足の状態にあるのではないかと思われます。プラスチックごみ削減問題をはじめとする色々な問題点をこの本「北海道でSDGs」を読んで改めてSDGs17の目標の基本を復習しました。北海道新聞社の編集なので北海道の中で取り組まれている幾つかの事例紹介があり参考になりました。
❶2飢餓をゼロに・・・「おてらおやつクラブ」へ道内70の寺院が参加している。
❷4質の高い教育をみんなに・・・「学びの受け皿」道内初公立夜会中学の開校定員120名
❸7エネルギーを・・・上士幌町の牛ふん尿でバイオガス発電の取組。
❹8働きがいも・・・協同労働の取組、札幌市北区篠路のうどん店「和氣藍々」の紹介
 ※2022年10月1日施行の労働者協同組合法で小さなSDGsに関係の組合が増加する。
❺9産業と・・・第1回SDGsアワードで最高賞の総理大臣賞を受賞した下川町の森林資源を生かした持続可能なすばらしいまちづくり。「SDGs未来都市」に選ばれている。
 又、下川版SDGs7項目も素晴らしい。
❻12つくる責任・・・札幌市がフェアトレードタウン全国6都市の中に認定されている。
❼13気候変動・・・このまま温暖化が進むと札幌市の平均気温が現在の新潟市と同じに。
 道内でも40度越え、さよならパウダースノー。
❽14海の豊かさを・・・地球温暖化に伴う海水温の上昇でサンマが幻の魚に。
❾15陸の豊かさを・・・札幌市北区篠路福移湿原のカラカネイトトンボを守る会の活動の紹介。1997年当時拓北高校の教員であった綿路先生が立ち上げたのが「カラカネイトトンボを守る会」再開発でどんどん小さくなってゆく湿原と減少していく希少種のカラカネイトトンボを守ろうと日々努力している。 

(余談:綿路と太田は、小樽潮陵高校2年G組の同級生でした。)

※今や温暖化の問題も小学生が当たり前に知っている時代となり、将来就職を希望する若者にSDGsにちゃんと取り組んでいない企業はダメと駄目出しされない様に、又 取り組んでいても「SDGsもどき」の企業と言われない様に、出来る事からひとつづつ真剣に取り組まなければいけないと感じた。


画像:地磁気逆転と「チバニアン」-地球の磁場はなぜ逆転するのか-|菅沼悠介(著)

2022.04.01
地磁気逆転と「チバニアン」-地球の磁場はなぜ逆転するのか-菅沼悠介(著)
講談社ブルーバックス

推薦者:加藤 恵一郎
オススメ度:★★★★

方位磁石はなぜ北を示すのか。現象は知っていても理屈は知りませんでした。
しかも地球の46億年の歴史の中で、南北が何度も逆転していたなんて!
それが気候変動や生物種の盛衰に影響を及ぼしていた可能性があるのです。
さらに、ある時代の地質に千葉県を由来とする「チバニアン」と命名されたのですが、そのことがどんなに画期的なことなのか。
本書は地球や太陽系、さらに宇宙の謎にも迫っています。
科学の分野はスーパーコンピュータを利用することでどんどん進展しています。現在、徐々に弱まっている地球の磁場。地磁気逆転の前触れなのか?地球の運命はいかに?
わくわくしながら読み進めることができました。


画像:フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか|堀内 都喜子(著)

2021.11.10
フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか堀内 都喜子(著)
ポプラ社

推薦者:工藤 範子
オススメ度:★★★★

働き方改革が必要と言われ、効率的な働き方とはと思いながら数年たっている。
「3年連続幸福度世界1位・有休消化率100%・在宅勤務3割・GDPが日本の1.25倍」表紙の言葉に惹かれ読んでみました。
著者はフィンランドの大学院で修士号を取得し、フィンランド系企業を経てフィンランド大使館で広報の仕事に携わっているようです。
第1章 フィンランド人はなぜ幸福度1位なのか・第2章 効率のいい働き方・第3章 心地いい働き方・第4章 上手な休み方・第5章 シンプルな考え方・第6章 フィンランドの貪欲な学び方 
フィンランドの色々な事が書かれていました。今の日本企業ではあまり実践出来ないと思えることも多いですが、フィンランドが大切にしているワークライフバランス(しっかり休んで、効率よく働く)は考えていけたらよいと思いました。

画像:20代を無難に生きるな|永松 茂久(著)

2021.10.31
20代を無難に生きるな永松 茂久(著)
きずな出版

推薦者:菅野 亜実
オススメ度:★★★

気付けば20代も折り返し地点に入り、何となくで20代が終わって30代を迎えることに恐怖を覚えたので読んでみました。
「20代のうちに~」で始まるタイトルで細かく書かれてるので短時間の合間合間に読めて読みやすかったです。
ありきたりなことも書かれていましたが今の自分には必要なことも多く、勉強になりました。
中でもいいなと思ったのは「20代になったら親はもういないと思え」という章に書いてあった"一人の人間として親と向き合え"という言葉や歴史を学ぶことで人の本質を知るということです。歴史や舞台などに触れて色んな人の本質や在り方を見て学んでいきたいと思えました。

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