所長のひとこと

経営などのためになる著名人の名言、ときには本人オリジナルの格言を、月に一度みなさまにご紹介いたします。

リスクを隠すと悲劇は増大する

10月のひとこと…
「リスクを隠すと悲劇は増大する」

鈴木博毅著「「超」入門 失敗の本質」

「失敗の本質」は大東亜戦争における日本軍の戦略の失敗を分析した書籍ですが、その入門書である本書で取り上げられているテーマです。

日本は当時から「コンティンジェンシー・プラン」(万が一を想定した計画)がおざなりで、いまだに失敗を繰り返していると説いています。
日本人には歴史的に見て「過去に問題がなかったのなら、対策に時間とコストをかけるのは無駄」という空気に流されやすい特質があるようです。逆に精神論に向かい「対策を取れば、必勝の信念を鈍らせる」と考える民族でした。

しかし、考えてみますと「過去に事故がなかったのだから任意保険に加入するのは無駄、安全運転の信念が鈍る」と考える人は極めて少ないでしょう。万が一事故が起きたときの状況は容易に想像できます。
リスクに気がつかないのは想像力の欠如に起因しています。起こりうるリスクに目をつぶって、万が一の時の備えを怠れば、回復できないような大きな悲劇に遭遇すると論じています。

まさに、ビジネスの世界でも十分に考えなければならない課題だと思います。


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